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  • 役職

    代表取締役社長

  • 氏名

    岡田 祥吾

  • 会社名

    株式会社プログリット

真実に向き合い
原理原則に従え

目標を定めたら一直線に進む男だ。1991年、大阪で生まれた岡田は、幼い頃から野球に没頭する日々を送った。東海大学付属大阪仰星高校の野球部に所属し、甲子園出場を目指して練習に励む。だが、高校3年生の夏、北大阪大会の準決勝で敗退し、その夢は叶わなかった。試合が終わった瞬間、喪失感に襲われたというが、彼はその経験を「一つの目標に向かうプロセスは楽しい」と振り返る。

その後、岡田は勉学にシフトし、猛勉強の末に大阪大学工学部へ進学。大学ではアメリカ合衆国シアトルへの留学を経験し、英語力を磨いた。この留学中に彼は、プログリット共同創業者となる山碕峻太郎と出会い、人生の新たな目標を見つける。岡田は「自分が人生をかけてやりたいこと」を探し求め、その結論として「英語学習の課題を解決する」ことにたどり着いた。

大学卒業後、カンパニー・アンド・マッキンゼー日本支社に入社し、コンサルティング業務に従事。だが、彼は安定したキャリアに留まることなく、自らの情熱を追求する道を選ぶ。2016年、岡田は山碕と共に株式会社GRIT(現プログリット)を設立した。

プログリットの創業は決して順風満帆ではなかった。起業初期には資金調達に苦労し、事業アイデアを再考する場面も多かった。しかし、岡田は「迷ったら原理原則に従う」という自身の哲学を貫き、英語学習という市場に革新をもたらした。プログリットのサービスは、専属コンサルタントによる個別指導と短期間で成果を出すプログラムを特徴とし、多くのビジネスパーソンから支持を得た。

2022年、プログリットは東京証券取引所グロース市場への上場を果たし、飛躍的な成長を遂げた。しかし、岡田の挑戦は終わらない。彼はテクノロジーと人間の力を融合させた新たなサービスを展開し続けている。その一例が「シャドテン」である。シャドーイング特化型の添削サービスとして誕生したこのプログラムは、幅広いユーザー層に受け入れられ、事業の第二の柱となりつつある。

岡田の経営哲学はシンプルだが力強い。「当たり前の真実に向き合う」「価格を高くしてそれ以上の価値を提供する」「人間の力とテクノロジーを掛け合わせる」「目標を決めたら一直線に向かう」「人生をかけてやりたいことを事業にする」。これらの原則は、彼のビジネスのみならず生き方そのものを象徴している。

岡田祥吾は、単なる企業家ではない。彼は、社会の課題を解決し、人々の可能性を引き出すために挑戦を続ける革新者である。その視線の先には、常に「世界で自由に活躍できる人を増やす」というビジョンがある。彼の歩みは、まだ始まったばかりだ。

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