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  • 役職

    取締役本部長

  • 氏名

    溝口 孝英

  • 会社名

    三和交通株式会社

取締役は情熱で踊る

溝口孝英、1964年5月2日生まれ。東京都八王子市出身の彼は、地元への深い愛情と情熱を持ち続けている。座右の銘は「猪突猛進」。興味のあることや目標を前にすると、まず考えるよりも体が動くタイプだ。

平成元年(1989年)、溝口氏は三和交通に中途入社。地元の八王子営業所に配属され、約6年間にわたりドライバーとして勤務した。その後、第一線を退き管理職へと転身。主に部下の指導や教育、営業所管理などの業務に従事し、組織の基盤を支えた。現在は取締役本部長として八王子営業所をはじめとする三多摩エリアを統括。さらに広報も兼務しており、TikTokで注目の「踊るおじさん」としてTV・Webなど多くのメディアにも出演。三和交通の広告塔として活躍している。



溝口氏のTikTokでの活動は、2019年に若年層の採用増加を目指したプロモーションの一環として始まった。「おじさんが踊ってみた」動画が反響を呼び、若者を中心にファンが急増。現在も毎日ダンス動画の投稿を続けており、TikTokのフォロワーは20万人を超える。


彼のダンス経験はほぼゼロに等しいが、昔から音楽が大好きで、踊ることにも抵抗はない。TikTokでは「おじさんが踊るとこうなるよ」というありのままの姿を見せることで、多くの共感を得ている。上半身を中心に動かすダンスが得意で、年齢や体力的な問題からステップ系のダンスは苦手とするが、その絶妙なゆるさが評価されている。

溝口氏のタクシードライバーとしてのキャリアは、ゴルフに没頭したいという動機から始まった。隔日勤務のため、1日働いて翌日は丸々休みという勤務形態が、プライベートの充実につながると考えたからだ。実際、家族と一緒に過ごせる時間が長いことに感謝しており、もし20代に戻れるなら、またタクシードライバーの仕事を選ぶと語っている。

三和交通は社員同士の仲が良く、和気あいあいとした雰囲気が魅力の会社だ。社内には部活動をはじめ、交流を図る機会が多く用意されており、ドライバーたちはタクシーの仕事を楽しんでいる。溝口氏自身も、社員とのコミュニケーションを大切にし、会社全体の士気を高める役割を果たしている。

彼の特徴的な外見も、多くの人々の関心を引いている。Yシャツにミニネクタイ、ぽっこりお腹を揺らしながらBGMにあわせて全力で踊る姿は、一度見たら忘れられないインパクトを持つ。ネクタイのコレクションは数十本に及び、普段はお気に入りの3本でローテーション。取材・撮影時やLINEスタンプなど、勝負ネクタイとして着用するのは主にブルー系だ。身長160cmに対して足の長さは55cm。全身を計測した結果、驚きの5頭身であることが判明した。「昔から手と足は短いんです」と本人は語っているが、その愛嬌のある体型も、彼の魅力の一部となっている。

溝口氏の活動は、三和交通の広報活動にとどまらず、地域社会への貢献にも及んでいる。地元八王子のイベントやコミュニティ活動にも積極的に参加し、地域とのつながりを深めている。彼の人柄と行動力は、多くの人々に元気と笑顔を届けている。

彼の座右の銘である「猪突猛進」は、そのまま彼の生き方を表している。興味のあることや目標に向かって、まず考えるよりも体が動く。その行動力と情熱が、彼を現在の地位へと導いたのだろう。その独特のキャラクターと行動力で、これからも多くの人々に影響を与え続けるに違いない。

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