利益や効率だけじゃ測れない、
“仕事”の本質をあぶり出す。
それが「働く」を「切り抜く」理由だ。
石炭の煙が空を覆っていた産業革命期、
人々はまだ見ぬ未来に向かって大量生産の歯車を回し続けた。
ニクソンショックで世界経済が軋んだとき、
誰もが息を潜める中で先へ進む術を模索する企業家たちがいた。
彼らは闇雲に走っているのではない。
自分だけの確かな光を探しているのだ。
「THE FILM」はそんな彼らの視点とストーリーにフォーカスし、
「働く」という営みをまさに1本のムービーのように「切り抜く」。
ビジネスという言葉だけでは言い表せない葛藤や孤独、
そして誰かに語られることのなかった裏舞台。
そこには自分を奮い立たせる理由を探しながら、
果敢に未知の扉を叩き続ける経営者やリーダーたちの息遣いがある。
彼らが自らの言葉で綴る物語は単なるビジネスの成果として語られるものではない。
組織や肩書きだけでは説明しきれない、
人間そのものの「熱」が宿っている。
その熱は未来を変える力になるのか、
それとも自分自身を燃やし尽くす火花に過ぎないのか。
答えは誰にも分からない。
だからこそ彼らの声を記録し、
それをここで語り継ぐことに意味がある。